トランスジェンダー個人が、医療機関にアクセスするのを改善するには、プライムケアの医師と専門医がトランスジェンダーの医学知識についてもっと知るべきであろう。

知識不足は、トランスジェンダーの医療ケアの最大の障害の象徴である。ホルモン治療は、一般的に大目に見られ、トランスジェンダーにとってはたいへん利益をもたされる。

医師により性自認に問題がないと認められると、トランスジェンダーにとってホルモン治療は難しいことではない。FTMにとってのホルモン治療の実際の目標は、テストステロンのレベルを普通の男性のテストステロンの血中濃度の生理基準に増やすことである。

MTFにとってのホルモン治療の実際の目標は、テストステロンの血中濃度を普通の女性のレベルにまで減らすことと、かつ、抗アンドロゲンとエストロゲンを投与によって、エステロゲンの生理的基準を超えないようにすることである。最初の1年は、3か月おきに検査し、その後は、6~12か月おきに検査するとよい。

トランスジェンダーの研究がもっと必要であるけれども、最近は、トランスジェンダーの医学的治療のガイドラインが出版され、トランスジェンダーの治療をよりよい方向のスタートを切れるように一般的になっている。

※コメント
海外のGIDの医療でさえ、医療アクセスが悪いようですが、日本はなおさら医療機関へのアクセスはもっと悪いです。やはり、大学病院が治療を行わないので、研究がまったくないのです。

日本の医療は、健康保険が使えることが特徴です。GIDの医療に関してはわからないことも多いのですが、海外の医療情報に頼るところが大きいといえるでしょう。
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海外医学文献…
Progress on the road to better medical care for transgender patients.
Curr Opin Endo Diabetes Obes. 2013;20(6):553-8